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【企画主任どまりのマツナガ】 |
8/27
いよいよ大詰めとなってまいりました。このスタジオで稽古するのもあと二日。疲れも溜まってきているであろう我々に、素敵な出来事が。
この日の夕方、スタジオの外の通りを、浴衣を着た女性達がたくさん歩いていました。休憩時間で、表に出た時に見かけたのですが、メシの事ばかり考えていた僕は、なぜ浴衣がいっぱいなのか、すぐにはわかりませんでした。
誰かが言いました。今日、隅田川の花火大会だ、と。
なるほど、花火大会か。良いねえ、花火。花火は良いよ。夏は花火さ。僕はすぐに、稽古が休みの日に行った江戸川の花火大会の事を思い出し、見てえ、見てえよ、見てえけど稽古だよ。と悔しさを噛み締めたのです。きっと他のみんなもそうだったと思います。見てえけどよ、今は稽古よ、と。
夜の稽古が始まってしばらくすると、ドォン、ドォン、と空気を震わせる音が聞こえてきました。あれ、音がいいんスよね、あの音が痺れるんだな。醍醐味です。しかし、音を聞くといよいよ見たくなってくるのが人情ではないですか。ああ見たい。見たいよ。
そうやって悶々とする僕に吉増さんが何気なく言いました。
『外の階段の所から見える』
さっそく僕は小休憩の時間に外の階段の所に行ってみました。見えましたよ、花火。しかも二ケ所。左であがったかと思えば、右で。右であがったかと思えば左で。次々に打ち上げられる巨大な花火。昼間のように明るくなる空。きれいでした。
しばらくすると話を聞きつけてみんなやってきて、なんだかとても賑やかなことになって、すごく良い感じでした。みんな花火が見れて、ホントに嬉しそうで。
稽古場で夏の終わりを楽しめるとは。さあ、小屋入りまであと二日。【喜安】
8/29
そんなわけだから、今後も、ナイロン100℃と、小林高鹿をよろしく。
「やってられるかよぅ!」とか「やめちまえ、このクソガキャー!」なんて台詞も飛び交わず、仲良くやめてくオレなので、いつかまたナイロンにお邪魔する日は来るかも。そん時ゃ、大きな気持ちで、ひとつ、頼むよ、そこんとこ。
今日から小屋入り。そして、何ごともなかったかのように日誌に戻ろうとするオレがいて。いいじゃん。許してよ、トゥモロ・イズ・Fuckin'アナザデイなんだし。
仕込みの途中から、別の稽古場にて稽古。いつもこの時期、バタバタするね。気持ちが。今回大変なのはね、まず衣裳。あとは転換ね、場当たり、大変よ。
言葉(用語)がわからない人は自分で調べてね。
仕込みの時はいつもオレ、サンサンのアゲを持ち歩くようにしてる人だけど、ゲネ前とシュートの時だけは、ブカンキュー待って、ガチからチョーバンと、あと、バンカツ出したり引っこめたりしてんだよね、ラチェット回したりね。バンセン道路をカミからシモへと流れていくゲネプロをかきわけて、オレは今日もロスコーをたくのだ。
何だかわからなくなった所で、今日はおやすみ。【小林】
ついに小屋入り
早朝から大勢の方が手伝いに来て下さって、もうとても感謝。【喜安】
8/30
今日から場当たり開始。
なんかもう、凄まじい数のきっかけがあって、とてもじゃないが一日では終わらないのです。【喜安】
8/31
昨日に引き続き場当たり。
役者は裏で行われる転換の作業に加わる事になっているのですが、一ケ所段取りをきめるだけでも大変なことになっています。小道具とかめちゃくちゃ多いし。衣装の早替えとかもあるし。
気がつくと、明日はもう初日ではないですか。【喜安】
9/1
初日。
こんなに慌ただしいのはいつ以来だ?と、大倉さんも言うほどに慌ただしく迎えた本番。
なんかもう、吐きそうでした。きっと涙目だったことでしょう。失敗しませんように、とかぶつぶつ言ってたとしたら、隣に座ってた大山さんごめんなさい。いや、大山さんもなんかぶつぶつ言ってたはずです。知らないけど。
しかし、この緊張感がたまらんのですね。もう、くせになりそう。小市さんも原さんも志賀さんも、ナイロンの役者も、この騒然とした状況をどこか楽しんでいるように見えました。僕もちょっと楽しかったです。
とりあえず、大きなトラブルもなく、無事、初日を終えることができました。よかったです。カーテンコールの時の拍手の大きさには感動すら覚えました。でもまだ始まったばかりなんですね。終わったあと、小市さんがおっしゃいました。これで安心するとやばいよな、明日からが大事やな。
肝に命じます。【喜安】
9/4
幕があき、今日は本番四日目。
この芝居の稽古から、仕込み、本番の最もしっちゃかめっちゃか忙しい時期を、我々は乗り越えたのだ。日誌なんてあーた、書いてる暇なかったスもん。いやー、やっと一息ついた感じよ。『フランケンシュタイン』以来の緊張感あふれる本番。二日目マチ・ソワのハードワーク。家に帰ればバタンQの日々。
しかし、まだまだこれから気合い入れなおしてやってかんとのお。
そうそう、インターネットやらない高鹿(IT)な私だが、最近ナイロンホームページ(NH)の書き込みのページ(KAPカッぺ)に「鹿さんやめちゃうの?イヤ〜ン」みたいなこと書いてあったよ、との噂を聞いて、確かめもせず言おう!「あんたが好きだ」(LOVE2000)そしてもう一つ言おう!「オレについて来い!」(OK)男らしいのはちょっと苦手というあなたには「愛してるから」(椎名桔平風に)どちらかというと鹿よりもヤギの方が、というあなたには「メぇー」。
ファン大切にしたいオレです。【小林】