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【企画主任どまりのマツナガ】 |
9/6
8月の末から続いた過酷なスケジュールの日々も、9月最初の土日のステージを終えた辺りから次第に緩やかになり、今日とか楽屋入りの時間が17時で、久しぶりに昼まで寝て、嬉しい反面、顔がむくんで困っています。
今日は、シカ氏と下北沢で買い物をする約束になっていたので、4時には駅に着くよう、家を出ました。4時ちょうどに駅に着くと、すでにシカ氏は駅前で待っていて、二人は無駄話をすることもなく、シモキタの街にくり出しました。
いや、べつに、特別仲が良くて、だからプライベートショッピングも二人で仲良く、とか、そういうことではなくて、
『オレ、そろそろ秋物の服、見つけたくてさ』
『お、じゃあオレが探してやるよ。いい店知ってっから』
『やっぱシモキタはお前と来なきゃな。今日はお前の言いなりだ』
『おいおい、今日はやけに、
だから、そういうことではない。いやだ、そんなの。毎日毎日舞台で顔会わせてるのに、その上さらに。勘弁してくれだ。いや、だからと言ってシカ氏と仲が悪いとか、そういうことでもないから、心配しないで。ただ、プライベートショッピングはどうだろうという、それだけのことです。
目的は1つ。村岡希美嬢の為にプレゼントを買うこと。なぜなら誕生日がもうすぐだから。そう、お誕生日プレゼントなのです。いや、だからと言って、我々二人が彼女に特別な感情を持っていて、だから今年のバースデイこそは、とか、そういうことではない。
無駄に長くなってきたので、なにがどういうアレなのかと言うと、いつもナイロンでは、公演中に誕生日を迎えた役者さんには、他の役者から誕生日プレゼントをわたしていて、今回は志賀さん、安沢さん、村岡さんと、三人の方の誕生日が近いということで、それぞれに、プレゼントを用意する人を決めて、で、僕とシカ氏が代表して村岡さんのプレゼントを用意することになったという。
二人で相談して、キラキラしたものとか好きそうだからという理由で、ラメ入りの、なんかいろいろ、メイク用品とか、笛とか双眼鏡とか、ラメ入りじゃなくてもいいのになぜかラメが入ってるものをプレゼントしました。そういうとなんか嫌がらせっぽいけど、これがけっこう可愛いのです。と、思ったのです。志賀さんは、女性陣からショッキングピンクのブルースリーTシャツをプレゼントされ、とてもお気に召した様子で、さっそく着て、ストレッチとかしていました。なぜかとても似合っていました。安沢さんにも大山さんと吉増さんが、何やら素敵なものを用意していたようです。役者みんなとKERAさんとで、楽屋の前で誕生日を祝ったのでした。
数日前の慌ただしさが嘘のような、穏やかな開演前の風景。【喜安】
9/9
一週間振りの土曜日です。当たり前ですね。土曜日は毎週土曜日にやってくるものです。
土曜日は、昼と夜、2回ステージがありまして。それだけでもけっこう大変ちゃあ大変なんですが、今回の作品は特に、もうすでに御覧になったり、御覧になった方に聞いたり、ホームページの情報を見たりして御存知の方もいらっしゃるでしょうが、長いんです。長い。3時間半。ながっ。だからもう、ね。
つまりですよ、3時間半と言うことは、2時に昼の回が開演したら、終わるのは5時半で、それから楽屋に関係者の方々がいらっしゃって、それに対応していたら6時で、そのあと、昼から何も食ってないからと、なにか食ってたら6時半で、もうその頃には客席に夜の公演を見に来たお客さんの影がちらほらと。からだを休めたりとかもままならんという。
疲れたなあ。土曜日は疲れる。大体、一回のステージでもかなり疲れるのに、二回なんて。合わせて7時間ですぜ。
しかし、お陰で初日の頃の緊張感を思い出したというか。そんなふうに言ってしまうと、なんか最近緊張感が無いのかということで、いやいやそういうことではないのですよ、と言い訳もしたくなるのですが、やっぱり初日の緊張感は特別アレだから。いつにも増してっていうこと。
過酷な土曜日をクリアーしたことで、ステージ数も半分を過ぎました。のこり一週間。ん−、早くも一週間か、まだ一週間か。もう一回土曜日はやってくるので、それを考えると、まだまだって感じがしますけど。まだまだ先は長い。気ぃ張っていかねば。なんせ土曜日は、毎週必ずやってくるのですから。【喜安】
9/10
明日は楽しい休演日。ワーイ。
久しぶりに受けたバイトの面接も落ちたことだし、のんびりしよーっと。もうすぐ25才だっていうのに。いいの?こんな生活?
さて、怠惰な生活と自己批判の日々。昼すぎまで寝て、のっそり起きてもすることとて無く、何をする金もなく、見上げれば、秋晴れの空。「どっかに行ってしまいたい。」本番中にふと浮かぶキーワードがこれ!ねえ、どこ行こっか?オレと一緒にどこ行きたい?
君をどこか知らない街に連れ去りたいゼ、まったく。そいで飽きたら、君を知らない街に置いて帰っちゃおうっと。ヒドい?
そんなオレ、25才の秋です。【小林】
9/12
今日は早朝から他のお仕事をやって、それから劇場に入りました。その仕事に関しては、いずれみなさんにも御報告できればと思うのですが、まあそれはおいといて。だから眠い。眠い。
もう、ストレッチだ腹筋だ腕立てだ、と体を動かしてみてもいっこうに目が覚めず、むしろ心地よい疲れが僕をさらなる眠りの海へいざなってく始末。顔を何度も冷水で洗ってみたけど、それも効力は一瞬。すぐにトロンとしてきちゃう。コーヒーだ、栄養ドリンクだ、といろいろ飲んでもみたのですが、途中で胃が気持ち悪くなったので止めました。
どうにもこうにも眠いのです。このままでは舞台裏の暗闇には勝てん。寝てしまいかねんぞ。と、思っていたら、KERAさんから少しダメ出しをもらって、んで目が覚めました。そういうもんなんですね。【喜安】
9/14
さあ、My last run in Nylon100℃もあと3日間で終わりかぁ。そろそろ寂しがんないと、気がついたら、「オレ、Nylonでも100℃でも、なんでもないじゃん!絹じゃん!絹2℃じゃん!」なんて言ってる暇があったら、寂しがり始めよーっと。この3年間、僕を大きく変えていった様々な出来事。貴重な出会いの数々。めまぐるしく、過ぎていく日々の中で、見つけたものと見失ったものを今、手に取って一つ一つ見比べてみるのだ。
口では言い表せないこともありました。耳では聞き表せなかったこと。鼻ではかぎきれぬ匂い。目には見えないinvisible fact。
楽しかった、日光、林間学校。(下線部は全員で言おう。)
中途半端なオレの中途半端な人生のなかの、中途半端な1ページ。それがこの日誌なのです。【小林】