三宅弘城大山鎬則の『ノーアート・ノーライフ』旅日記
三宅弘城と大山鎬則ナイロン100℃『ノーアート・ノーライフ』ジャパンツアー2001情報はこちら

ナイロン100℃『ノーアート・ノーライフ』ジャパンツアー2001は終了しました。

11/14 札幌入り
【大山】
ヒコーキは落ちる事もなく無事到着。
あんまり無事でもなかったのは舞台部の松崎さん。
手荷物検査でやたらとピーピー鳴るので、くまなく検査される。したら出てくるわ、出てくるわカッターナイフにカッターの替刃とハサミ。
一歩間違えば、「ちょっと別室へ」って、松崎さん札幌へ行けないとこだったよ。
廣川さんは、ヒコーキ2度目で緊張気味の衣装の山本さんに「死ぬ時はみんな一緒だから大丈夫だよ(笑)」だってさ、廣川さんってこういうこと言うの好きなんだよね。そう言ってる廣川さんもちょっと緊張気味に見えたけどね。ビールなんか飲んで。
今日は何もないので遊ぶよ−っ!
まずはジンギスカンを喰う。羊肉の焼肉だよ。タクシーの運転手さんが言ってたけど、
普通ジンギスカンは冷凍肉で「それをかまうもんかァってバカスカ喰うんですよ」だって。
だけど今日行った「だるま」ってお店は生肉、新鮮だよ。ハッキリ言ってメチャクチャうまかった。
舞台監督の福澤さんのアイデアだったんだけど、大当たりのアイデアだねこれは。
「うまいすねー、ジンギスカン」って言ったら「でしょおっ!」って箸でさされたもん。
ものすごい勝ち誇ってんの。でも勝ち誇っていい。あんたはエライよ。
その後はみんなでボーリングへ。ボーリングへ行く道すがら、また福澤さんに「遊びすぎて明日つらくても、まァそれは旅だからしょうがないっ!ってことで!」って肩叩かれたんだよ・・・。満面の笑顔だったよ。早くも札幌満喫してるねこの人は。頼りがいあるよ、ホント。
2チームにわかれて試合したんだけど、一番燃えたのは誰あろう我がチームの廣川さん。あ−、やっぱりねって感じでしょ?演助の相田さんが、人がスペアはずしたの見て「大丈夫大丈夫」って元気づけたら「何が大丈夫なんだよ!(笑)」ってあくまで笑いながらなんだけどけっこう強く言ったからオドロイたよ。「おしいやつで手をたたくのはやめようよ(笑)」って新たなルール作りまでしてたからね・・・。本気だよ、この人は、と思った。
あるイミ廣川さんも札幌を満喫してたね。


11/15 小屋入り、仕込み
【大山】
札幌の道新ホールは、700人収容のまァ、大ホールという大きさ。本番はほぼ満員になるらしい。ということは2回で1400人ということ・・・。
大した人気だな、ナイロン100℃。


11/16 札幌初日
【大山】
札幌公演はマイクが入る。マイクが入ると自分の声が変なふうにきこえてちょっと嫌なカンジ。すぐなれたけどね。 
本多の楽日以来、3日ぶりに演技したよ。ちょっと緊張したけど、自分としては悪くなかったと思う。 
札幌のお客さんもよく笑ってくれて楽しんでくれたみたいだし、ホッと一安心。
今日の食事は札幌の演劇鑑賞会の人たちが、シャケイクラ丼ときのこ汁をつくってくれました。とてもおいしかったよ。北海道の味をまたまんきつした。みのすけさんなんておかわりしてたからね。お弁当じゃなくてあったかい物を食べられるのって嬉しいんだよね。体があったまって。演鑑の人達よありがとう。うまくできたのも何割かはこの食事のおかげ。


11/17 もう楽日
【大山】
札幌の演鑑の公演では「席詰め」というのをやる。
席詰めというのは、本番が始まる前に、お客さんを真ん中にあつめること。小さな劇場でよくやる、「よいしょっ」ってやつですね。
これを演鑑の人と、ケラさんでやったんだけど、ケラさん元気がいいわりによくわかってなかったみたいで「間違ってたら言って下さい」を連発してた。「それっ」とか無意味に言ってたし。
2回目の公演も無事終了。札幌ともおさらば。
また行きたいので是非呼んで下さい。札幌の人達。


11/18 札幌から東京へ
【大山】
来る時刃物をいっぱい忍ばせていた松崎さんはこんどは活毛ガニを忍ばせていた。朝はやーくに市場へ行っていたのだった。


11/21  大阪へ
【三宅】
どうも三宅です。東京、札幌の皆様どうもありがとう。これから我々は大阪から大分までの延べ15泊16日の地獄のサーキットが始まるところでございます。う〜ん、長いねえ。ホームシックにならぬ様なんとか頑張ります。(経験があるだけに怖いっス) 
搬入。大阪のお手伝いさんがもう働く、働く。「声出して行けよ!」なんて部活チックな掛け声もかかったりして、見る見るうちに装置やら小道具などが劇場内へ。オレらタジタジ。
その後、廣川さん、みのちゃん、大倉、吉増、オレの5人で新世界のもつ鍋屋さんに直行。店名もズバリ「新世界のもつ鍋屋」。さすが新世界。オレの心のふるさと。でもスゲ−おいしかった。帰りは散歩がてら30分くらい歩いてホテルへ。夜の通天閣はキレイだった。


11/23 大阪初日
【三宅】
札幌から5日間あいたので皆セリフが心配で、ちょっと緊張感ありました。
でもそう簡単には忘れないもんなのね、人間て。そのかわり、ちょっとしたハプニング発生。どんなんだったかは内緒。この日を見た人に聞いて下さい。じゃ書くなよ!


11/24 大阪2日目
【三宅】
恐怖の2ステージの日。ホンットにつかれた。みんな夜の回終わったらぐったりしてた。
帰りに山崎さんと大倉とオレの3人で、おなかにやさしいもんが食べたいっつうことでおかゆ屋さんに行きました。なんか上品なおかゆでとてもおいしかったです。最後にはこれまたかわいらしい杏仁豆腐なんて食べちゃって。オレらはOLか。ま、たまにはよしとしとこう。


11/25 大阪楽日
【三宅】
ふうっ!ひとつひとつ終ってく。
しかしこの芝居はホントに疲れる。体というより神経が疲れる。楽屋で皆ぐったりしてるもん。体の方は大倉とやる鬼のようなバトミントンで、毎日豚のように汗をかいてます。やっぱりこういうお芝居だから、体を動かさないとフラストレーションがたまる。頭と体のバランスがとれる、ってな感じですかね。わかんないけど。
夜は大阪公演の打ち上げ。うどんすき。ちょいとばかし鍋奉行ぶりを発揮させていただきました。具の中に玉子焼きがあったのはびっくりしたけど、大変おいしゅうございましたとさ。
では皆様また小倉で!大山まかせた。


11/26 倉敷入り
【大山】
ホテルがシングルのくせに部屋にベッドが2つある。ゴージャス。(←チップスターの黒沢優風)
朝食も和洋バイキングって書いてある、ご飯がついてお風呂があって、しかもそーじもしてもらえて、ホテルぐらしって、ゴージャス。(←やっぱり黒沢優風)
エッチなテレビも24時間やりっ放しだけどこっちは1000円かかるよ・・・ゴージャス。(←しつこい)
皆で美観地区という所を目指す。江戸だか明治だか、とにかく昔の街並みがそのまま保存されている地区。
天気はいいし、川なんんかもせせらいで、とにかくキレイ。1日目にして早くも倉敷を大満喫。せっかく各地へ行くんだから、各地をいかに満喫できるかが大事、その点は倉敷は早くもクリア。
大倉さんなんか、さっきご飯食べたのに、喫茶店でホットケーキ喰ったよ。せんべいも喰ったし。「おなかいっぱいだよ」って叫んでた。
ところで、少し皆より早く到着した廣川さんは1人でここを散歩したらしい、古都を1人散策する廣川氏、絵になる・・・かねェ・・・。


11/27 仕込み
【大山】
朝9時小屋入りなのに、起きたら8時55分だった・・・。
さすがに仕込むのは早くなってきたよ、役者は3時くらいにバラされました。(解放されたってことね)


11/28 倉敷本番
【大山】
今回の倉敷公演には地元のボランティアの人が1人だけ来てくれました。1人しか応募がなかったんだよね。
彼女(以下、Uさん)は家が遠いので何と友達の家に泊まりこんでボランティアしてくれたんだよ。Uさんは新感線をつい最近初めて見て、それで芝居が好きになって、だから今回のナイロンが2回目の観劇なんだって。制作助手の高田さんはずーっとパソコンとニラメッコしてるから、その後ろでウロウロしてるだけのことも多かったらしいけど、Uさん色々ありがとう、また倉敷に行ったらボランティアしてよ。
倉敷は、ここだけの話、お客さんが、まァ少なくてね、さみしー感じなのはいなめない本番でした。観に来てくれた人には喜んでもらえたみたいだけど。となりに300人くらいの劇場があってそこで地元劇団が「スナフキンの手紙」やってたから、「その半券もってきたら半額っていうのは?」って大倉さんが提案したんだけどね・・・。
夕食の中華屋の出前がすごかった。大倉さんが豚汁定食頼んだんだけど、野菜いためをラーメンスープにぶちこんだみたいなしょっぱーいのが来た、大倉さん、普通に嫌な顔してたよ。


11/29 倉敷から小倉へ
【大山】
昨晩、夜中、寝てたら隣室がうるさくて目が覚めた。
隣は廣川さん・・・。何か、ごめんごめんってあやまってる声が・・・。朝聞いてみたら、「あー、そっか、俺昨日の夜の記憶ないんだよね・・・朝起きたら壁にかかってた絵がはずされてるしさァ・・・あれ俺がやったのかなァ・・・あー、頭痛い」だって、どうやら風邪ひいた廣川さん。冷えピタをおでこにはって小倉へと移動。
さようなら倉敷、キレイな街。


11/30 仕込み日
【三宅】
どうも、大阪ぶりです、三宅です。岡山では父ちゃんの実家がある為、親せき4人と小学校の時に住んでた所のとなりのおばちゃんが来てくれました。おばちゃんはもう小学校の時のオレで時間が止まってるから「ひろきちゃん、おもしろかったわよー」って「ひろきちゃん」連発で、ちょっとはずかしかったです。
そして小倉。
昨日の雨とはうってかわっていい天気。
現地の照明、音響のスタッフが手配ミスの為、誰もいなくて、今日は役者連中結構頑張りました。
夜は大倉が街のタウン誌みたいので見つけたギョーザ屋さんに行ってきました。いやこれがうまかった。ホントうまかった!
一人前10個(!)、しかもでかい!やきめしとか焼きビーフンとかも食べたんだけど、もうなつかしい味っつうか、オレらが欲してた味なのかわかんないけど、全部おいしかった。うー、伝わんないんだろうな、この気持ちは・・・。気になる人は小倉の川ぞいの「とん」っていう店を探して行って下さい。ホントおいしいから・・・。


12/1 小倉初日
【三宅】
今日から師走か。考えてみたら本多劇場の初日から丸々1ヶ月じゃん!うー、まだまだ終わらない。
しかし、小倉のお客さんはよくひろって笑ってくれます。なんかさかんなんだよね。小倉の街って。演劇が。もっとどんどんさかんにしてほしいっス。
本番の後は屋台のおでんを食べに。そして、しめにはけものくさーい豚骨のラーメンね。こってりしてるようでなんかあっさりしてて、とてもおいしかったです。


12/2 小倉楽日
【三宅】
今回オレらが北九州演劇祭のトリっつうことで本番終わってからエンディングセレモニーとして立食パーティー。来年は10周年記念だそうで、是非とも頑張ってほしいです。そしてまた呼んでほしいです。
立食パーティーの後は演劇祭の実行委員の方ともう一件。
そこで「ニコラシカ」っていう、レモンの上に三温糖がのっかってて、それを口に含みながらショットグラスでブランデーを一気にクイッといく飲みものをみんなでいきました。ブランデーきついからどうか
なーと思ったんだけど、スゴークおいしかったです。ま、飲みすぎた廣川さんはつぶれてたけどね。道で寝てたし。心配だったけど、心配よりおもしろさが勝ってましたよ、廣川さん。でもあんまり周りにのせられて飲みすぎないようにね。
最後に小倉のお客さん、そして演劇祭のスタッフの方々、どうもありがとうございました。また来たいので是非また呼んで下さい!そん時はまた廣川さんつぶしましょう。それでは!!


12/3 大分入り
【大山】
夜、ホテルで寝てたらラップ音が・・・。
机の上でパチッパチッてたたく音が・・・。
吉増さんの部屋は部屋中がガタガタいったらしい。
いやだ、いやなホテルだ・・・。


12/4 仕込み日
【大山】
仕込みが〜早い、早いよ、昼過ぎにバラされたので別府に行って砂に埋まってみた〜竹東温泉という所では〜つかれがいやされたよ〜。 つかれが〜いやされたよ〜。
大分にはボランティアで長○さんという女の子が来てくれてます。長○さんは何と熊本大の医学生さ。だけどお芝居がやりたいんだって・・・「脳とかも解剖しますよ。」ってツルッと言ってた・・・。医者になるか、芝居をやるか・・・。大変だこりゃ。
居酒屋さんに行って、大分名物の鳥天を食べたら鳥のからあげだった・・・。スタッフさんたちは2晩つづけてふぐ三昧だって、うらやましい。
やっと明日東京に帰るよ。何だかもう旅も終わりの気がするが、実は帰ったらすぐ多摩公演だね。


12/6 東京へ
【大山】
やっと東京に帰れる。
ということで、皆大喜び。演出助手の相田さんや音響の茶木さんなんかは、このままずーっとツアーでもいいっ、なんてことも言ってましたけどね・・・。
でもすぐに多摩公演があるよ、気が抜けないぜっ。
このロングツアーで27年間1本もタバコを吸ってなかった私は、何気にヘビースモーカー(?)になってしまいました。


12/13 盛岡へ移動
【大山】
東京でもたもたしてたらすっかり夕方になってしまった。
急がなきゃ、盛岡へと急がなきゃと思い、18:50に東京駅へ行ったら「19:44のが一番早く着きます。」と言われた。本当に?だ。19:04っていうのがあるよ、そう言ったが、駅員はかたくなに「44分のが早い」と言いはる。本当に?とまた思ったが多分本当だろう。
盛岡着、19:04のはまだ着いてない。ビバかたくなな駅員、あんたに聞いてみてよかったよ、本当に。いつまでも、かたくなで。
盛岡は、寒い。雪こそないけれど。
ホテル着、先に着いていたみのすけさん、廣川さん、吉増さんと部屋でトランプをして過ごす。このツアーでは、スタッフ・役者ともトランプが大はやりだ、ちなみに一番強いのは温水さんと廣川さん。
僕の部屋の壁にまるで血のしたたったようなシミがある、本当に、他の何よりも、「血でできたシミ」というのがピッタリくるようなシミだ・・・。「まァ一人は死んでるね」という言葉を残してみんな行ってしまう。


12/14 仕込み日
【大山】
案の定、血のシミが気になって眠れなかった。まァ環境が変わるのがあんまり得意じゃないというのもあるけれど、「怖くて眠れなかった」と制作の花澤さんに言ったら、「大山くん不安になりすぎ(笑)もうそれ病気だよ病気(笑)」と、笑いながら言い切られた。
雪がどんどん降っている、嬉しくなって外へ出たら、入口のところに小さな雪ダルマがあった。みんなに雪を持って行ってやろうと、頭をとって持って言ったら、廣川さんに「その雪ダルマ俺が作ったんだぞ(笑)!」(廣川さんだったのかっ!)と笑いながらではあるが大きな声で怒られた、「まったく大山はー(笑)!」と廣川さんはまた雪ダルマを作りに行った。(また作るのか!)廣川さんはホント、精一杯楽しんでいる、このツアーを。
夜、どっかごはん食べるのに良いとこないかと、地元のボランティアスタッフさんに聞いた、「あったかいものが良いんですけどね」と言ったら「あー、ファミレスありますよ」と言われた。そういうことではない。ファミレスは東京にもあるさ。必死に考えてくれたんだけどね。
16時、役者は解散。
夜、食道園という焼肉屋さんへ行く、極上ロースというのを食べたら、皆黙った。死ぬほど、そう、死ぬほど旨かったのだ、肉は一切れ一切れが大きいのに、口に入れた途端溶けてなくなる感じだ、生卵をからめて食べるのも、良い。上や特上ではない、極上っなのだなんたって。そして冷麺を食った、冷麺は生まれて初めてだが、最高だ、ビバ冷麺、うまいよあんた、正直、食べる前は「冷やし中華みたいなもんでしょ」とタカをくくっていたがそれはもう全面的に違う、冷麺は冷麺だ、だって麺が冷麺用の麺だぜっ!!あ、何か興奮してしまった。もし、自分がお金持ちで週末一日空いてたら、冷麺のために新幹線に飛び乗る!というくらいの味、マジで。大倉さんが「もう一杯食べたいよっ!」とゴマをつけたまま叫ぶのも御愛敬というものだ、ビバ冷麺。

【三宅】
あと2回っスよ!!
僕は仕事の都合で後乗りで盛岡入りしました。いやー、駅降りたら吹雪だからビックリしたね。辺り一面銀世界よ。寒いんだけどなんか雪見ると楽しい気分になっちゃうオレは子供なんだろうか。
そんでタクシーに乗ってみんながいる焼肉屋に合流。そこの特上ロースっつうのがもう最高にうまかった!もうトロけんのな。東京だったら4,000円とか5,000円位するようなお肉が○円で食べれんだもん。もう狂牛病になっても文句は言わんね。
その後は、パブみたいなところへ皆で雪ん中歩いて行って、日本酒でカンパイ。やっぱり北国は日本酒が安くてウマイです。


12/15 盛岡本番
【三宅】
あいかわらず寒いっス。池なんか凍ってるっス。
今日の本番前の夜ごはんは、三陸の新鮮なお刺身!幸せな気持ちになるね。本番の方はというと、パルテノン多摩の公演が終わって一週間あいたんだけど、皆もう長いことやってるから体に『ノーアート・ノーライフ』が染みついてんだろうね、全然問題なく終わりました。盛岡のお客さんすごーく盛り上がってたし。その盛り上がりで気分をよくしたのか、終演後にやけにテンションが高くなった山崎さんがおもしろかった。なんかベラベラしゃべってんだもん。
僕はまた仕事の都合で、終演後、深夜バスで一旦帰郷。う〜ん、あと一回。オーラス。新潟でパーッとやって、パーッと散ります。ほんじゃ!

【大山】
何と、雪で仙台方面からの高速バスがストップ。来れないお客さんが居るかも・・・ということで10分ほど遅れてスタート。
後日、演出助手の相田さんと制作の花澤さんと話したら、「盛岡は相当役者キレがよかった」らしい。実は自分もそう思っていたから観ていた方もそうだったと聞いて、やっぱり盛岡のできは良かったんだと確信した。みのすけさんもそう思っていたらしい。
また盛岡のお客さんが反応良かった、すごくたくさん笑ってくれて、しかし決してゲラゲラ何でもということじゃなく、ちゃんとポイントで笑っていてくれたから嬉しかったし乗せられた。ビバ、盛岡のお客さん。そして何とカーテンコールで舞台に出て行ったら、雪にもかかわらず満員!だった、正直客席がさみしい所も多かったツアーだったのでやっぱり嬉しかった、山崎さんも楽屋に帰ってくるなり、「入ってたねー。」とテンションが上がっていた。盛岡のお客さんにとって雪なんてなんのそのということか、ビバ盛岡のお客さん。そして、大っきな看板を造って持っていてくれた劇場の人、ビバ、ビバ。


12/16 秋田経由で新潟へ移動
【大山】
秋田から新潟へ、特急に乗って4時間半かけての移動。外は一面、雪、雪、雪。そしてさかまく日本海、でもキレイだったー、日本海っていいなと思った、荒々しくて。
盛岡から秋田までの間、廣川さんが居なかった。何と廣川さん、早起きして秋田の温泉行ってたんだよ、しきりに「温泉入りたいよーっ」って言ってたと思ったらホントに行っちゃったよ、この人は!廣川さんの持ってた「北東北るるぶ」には何か付箋がついてるからね、読みこんでるよ、ちょっと満喫しすぎだよ。
夜「へぎそば」を食べにお目当ての店へ行ったらお休み、もう近くの定食屋でいいかなんて雰囲気になったが大倉さんの強い押しで駅前の須坂屋へ、うまかった、へぎそば、大倉さんはうまいものを食べるのにこだわりがある、そして彼についていくとハズれがない、そして彼はうまいものを食べるとテンションが上がる。口数が多くなって面白くなる、だから食べてるのもがより美味しいのだ。良い人だ。


12/18 新潟本番
【大山】
新潟の劇場はキレイ!最新鋭!でかい!
客席、舞台は黒一色でとても演じやすい、そして外観はさいたまスーパーアリーナに似ているというカッコイイ劇場。
最後の本番、上手から冒頭のシーンを見た、何だか大倉さんいつもよりほんのちょっとテンション高めのような気がする・・・開演前の楽屋も全体に緊張度高かったし・・・。ちょっとお客さん固いかなと思ったけれども、段々とほぐれていい感じに。
そして終演。
カーテンコールに出ていったら800人ぐらい入る劇場がほぼ満員!どの劇場もそうだったけれど、お客さん一人一人がけっこういい顔で迎えて下さるのが嬉しい、ありがたい、楽しんでもらえたのかなと安心する。みのすけさんが「東北のお客さんは素直だね」と言っていた。打ち上げで、地元の劇団の若い人達と話せた「応援してます!」と言われた。おうっ応援してよ、頑張るからさ。

ご挨拶:
【三宅】
終わりましたー!延べ一ヶ月半のジャパンツアー2001も新潟公演をもって無事終了することができました。最後はお客さんも600人位入りました。いや〜長かったねえ・・・。どうですか大山くん。大山くんはどこが楽しかったですか。僕はねえ、うーん教えない。
でもふりかえってみると、オレの日誌って食いもんのことばっかり書いてたような気がするんだけど。これから「三宅弘城の食いしんぼ日誌」にしますか?ね、松永さん。
ま、なにはともあれ楽しかったです。各地のお客様、どうもありがとう。また色んなとこ行きたいっス。署名とかして再度呼んで下さい。よろこんで行きます。
では皆様よいお年を。来年もいい年にしませう!
じゃあね。

2001.12.19 A.M.4:21

【大山】
長らく、旅日記におつきあい下さってありがとうございました。
できるだけ読みやすく、日々の「あっ面白い」と思うことを伝えようと思ったのだけれど、いかがでしたか?
個人的には今回は、生まれて初めて29ステージもやって、もちろん完璧ではないけれど、いろいろと納得できた公演でした。だから次のことにすっきり切り替えができそうで、気持ちいいです。
最後に、各地でこの公演にご協力して下さった劇場の人たち、そして地元のボランティアの方々にお礼を言って終わりにします。
それでは、またツアーに行って、美味しいものを食べられる日を楽しみに、筆をおきます。
皆さん、良いお年を。

2001'12『ノーアート・ノーライフ』後のよく晴れた日曜に

【企画主任:松永玲子】
よく「うちの県にも来て下さい」というメールを頂戴します。
ツアーというのは、なかなかこちらが“行きたい”と思ったから行けるというものではございません。もし『ノーアート・ノーライフ』をご覧になって、またこの日誌をお読みになって、「是非また」「是非うちでも」と思っていただけましたら、三宅弘城が書いているように「署名」とまではアレかもしれませんが、各地の主催団体や劇場に皆さんの「声」を寄せていただけますよう、宜しくお願い致します。セットやスタッフ・キャストの都合等ございますので、全作品、ツアーに回れるわけではありませんが、行きたい気持ちは有り有りですので。旅公演は、呼んでいただいて、初めて可能になりますもんで。

『ノーアート・ノーライフ』写真館はこちら